ホームに戻る

【2023年1月号】OB・OGのひろば

2023/02/09

広報部

【2023年1月号】OB・OGのひろば
  • 顔写真

    三上 信裕さん

    (2015年6月 稲友会入会)

     

毎日の過ごし方

 退職後、コロナ前は田舎(福井)へ帰って旧友と会っては食事をしたり、農地の管理をしたりと、気ままに往復を繰り返していた。その後、コロナ禍の影響で、ここ2年は福井にすら帰れず、特段の趣味もなく、毎月の定期検診(高血圧)で近所のクリニックに通い、図書館で本を借り読んだら返すくらいがルーティンとなっている。 
今は老人の運転ミスのニュースが多く、鉄路で行った方が安全ですぐ行けるのでいいと思い、車はやめて時機を見て鉄路で旧友に会いに行くつもりである。

日頃楽しみ(生きがい)にしていること

 犬とか猫を飼いたいが、集合住宅住まいで無理なので、文鳥をお迎えした。雛からいるので手乗りになってくれた。毛の薄くなった僕の頭頂部にも止まってそこで遊んでくれる。喜んでいたら、「頭の上に乗るのは自分より下に見ている」との説を家族は言うが、かわいい。

現役時代の思い出

 染料本部で入社後、大阪染料部で大阪和歌山地区を担当。程なく東京染料部に転勤になった。東京では繊維染料ではなく製紙関係で富士地区と大手製紙会社を担当した。大手製紙会社は全国に工場があり、出張で本社のある東京と地方を行き来したと、繊維染料に比べ販売品は加工樹脂や薬剤中心で、販売金額が格段に大きいのがとても楽しく感じた。
その後、大阪試験室に戻った後に福井に転勤した。北陸はポリエステル繊維染色の一大産地で大手染工場が多くあった。福井で2年ほど過ごしたのち、金沢に転勤。金沢は僕の出生地でもあるが息子たちの出生地でもあり、縁の深い土地である。
結局、福井とあわせて北陸で10年強を過ごした。染料営業の面白さのひとつに、配合して独自の性能を持った染料を作ることがあるが、気の合う顧客の技術者と一緒にいくつか作って採用してもらう楽しみを味わった。自分の感覚では染料、製紙、その他関係でそれぞれ1/3の現役生活だった。
下段の写真は金沢時代の終わり頃であるが、福井営業所と金沢営業所を統一した北陸営業所をつくることになり、担当地区の福井県・石川県・富山県へ営業しやすいように北陸自動車道小松インターの真横に新築された。仕事面では倒産を経験するなど大変であった。しかし、営業所は建材部を合わせても一緒であるが少人数だったので和気あいあいと楽しい日々を過ごさせてもらった。もう北陸営業所はないが、写真の中の一人ひとりとのいろいろな情景が今でも思い出される。

現役社員の皆さまへ

 コロナが出現して一昔前の接近戦のような営業スタイルでなく、今は遠方含め多数との同時連携もさらにしやすくなったことをメリットに、稲畑産業の持つ細やかな商社機能で新たな分野を切り開き、さらに発展されることを願っております。

 

北陸営業所時代(本人後列左)

北陸営業所時代(本人後列左)

創業100周年パーティー(本人中央)

創業100周年パーティー(本人中央)

頭に乗る文鳥

頭に乗る文鳥

良かった記事にはぜひいーね!
を押してください

この記事に関連するタグ